VersaTrans ULV ATF(Full Synthetic)
バーサトランス・ユーエルブイ
VersaTrans ULV ATF
商品コード:D-10
GM・FORD 共同開発規格/超・低粘度ATF
超・低粘度ATFが要求される多段化ATの省燃費特性を最適化。
※ ULVとは、Ultra(超)/Low(低い)/Viscosity(粘度)の略。
製品概要
主用途
オートマチックトランスミッション油(ステップAT及びATX用)
基油(ベースオイル)
全合成油
適合および推奨(最適化)
●GM製、FORD製10速AT搭載車
GM P/N 19352619、FORD P/N XT-12-QULV
★Kendall VersaTrans ULV ATF
FORD社 承認番号:MULV220502(純正相当)
●Mercedes-Benz製7速AT『7G-Tronic Plus/NAGII+』搭載車
P/N /A000 989 700 411/MB236.15
●Mercedes-Benz製9速AT『9G-Tronic』搭載車
P/N A002 989 060 312/MB236.17
●BMW(MINI)製8速AT搭載車
P/N 8322 2 4134 77(BMW ATF 7)
●PSA(プジョー・シトロエン)製8速AT搭載車
P/N 1635056080
●Volvo製8速AT搭載車
P/N 31492172(AW-2)、31492173
その他、日本車においても超低粘度ATFである日産「マチックフルードP」「マチックフルードG」やマツダ「ATF A7(ATX用)」等にも適合しており、省燃費特性の最適化が期待できます。また、EVの減速機用オイルであるトヨタ「eトランスアクスルフルードTE」の代替として利用できます。
例)
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日産 スカイライン(YV37、ZV37)
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マツダ Mazda 3(BP系の一部)、CX-30(DM系の一部)
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トヨタ b24x(XEAM10,YEAM15)等
注)
下位互換性はありません。
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旧DEXRON系規格、旧MERCON系規格等、が指定されている古いATやトランスアクスルには推奨されておりません。CVT、DCTは使用不可。
交換の目安
4万km毎または2年毎
※日本市場では「4万km毎又は2年毎」いずれか早い方で管理することを推奨。
パッケージ
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1QT (0.946L)
GM10速AT搭載車一例
トランスミッション型番(10L80)
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キャデラックエスカレード(2018年)
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シボレーサバーバン(2018年)
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GMCユーコンデナリ(2018年)
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シボレーカマロ(2019年)
トランスミッション型番(10L90)
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キャデラックCT6(2019年)
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キャデラックCT5(2020年)
FORD 10速AT搭載車一例
トランスミッション型番(10R60)
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エクスプローラー(2020年)
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ブロンコ(2021年)
トランスミッション型番(10R80)
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F-150(2017年)
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マスタング(2018年)
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エクスペディション(2018年)
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レンジャー(2019年)
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VWアマロック(2023年)
Mercedes-Benz7速AT(7G-Tronic Plus)搭載車一例
トランスミッション型番 (722.9系)
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Vクラス(W447)V220d(2016年)
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Eクラス(W212)E250ブルーエフィシェンシー(2012年)
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SLKクラス(R172)SLK55AMG(2014年)
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日産スカイライン(YV37,ZV37)(2014年)
Mercedes-Benz9速AT(9G-Tronic)搭載車一例
トランスミッション型番(725.0系)
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Cクラス(W206)C200 4マチックアバンギャルド(2022年)
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Eクラス(W213)E400 4マチックステーションワゴン(2018年)
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CLSクラス(W257)CLS220dスポーツ(2019年)
BMW8速AT搭載車一例
トランスミッション型番(GA8F22AW)
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X1(F48)(2016)
トランスミッション型番(GA8G45AW)
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MINI MINIジョンクーパーワークス(2020年)
PSA8速AT搭載車一例
トランスミッション型番(EAT8)
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プジョー208(2020年)
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シトロエンC5 X ( 2022年)
Volvo8速AT搭載車一例
トランスミッション型番(AWF8G45)
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S60/V60(2021年)
ATF・CVTF・DCTFの粘度分布と適合
Kendall VersaTrans ULV ATFは、超・低粘度レンジ専用です。
国産車
日本における交換の目安:
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Kendall Classic ATF 「20,000km毎または2年毎」
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Kendall VersaTrans LV ATF、Kendall VersaTrans ULV ATF「40,000km毎または2年毎」
走行距離数または期間、いずれか早い方で管理してください。
その他の注意事項:
年式が非常に古い車、10万km超の過走行車など、定期的にATFの交換が行われていない車につきましては、必ずATオイルパン内側の清掃、ATエレメント類(ストレナー)の交換等、必ず内部の清掃作業を行った上でATFの交換を実施してください。
輸入車
日本における交換の目安:
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Kendall Classic ATF 「20,000km毎または2年毎」
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Kendall VersaTrans LV ATF、Kendall VersaTrans ULV ATF「40,000km毎または2年毎」
走行距離数または期間、いずれか早い方で管理してください。
※1)Kendall VersaTrans LV ATFをご利用ください。省燃費性が若干劣りますが使用上問題ありません。
その他の注意事項:
年式が非常に古い車、10万km超の過走行車など、定期的にATFの交換が行われていない車につきましては、必ずATオイルパン内側の清掃、ATエレメント類(ストレナー)の交換等、必ず内部の清掃作業を行った上でATFの交換を実施してください。特に、DCT搭載車につきましては、筒状の外部エレメントが装着されている車種は必ず交換してください。診断機ではエラーコードを拾わないDCT特有の諸症状(低速域のガクガク感、ギクシャク感、変速ショックが大きい等)が出ている場合、ATFの酸化劣化が原因であるものについては交換することでパフォーマンスの改善が期待できますが、メカトロ(油圧制御装置)やクラッチ本体に不具合が発生しているものについては改善が見込めません。