皆さんこんにちは!「ケンドルラボ」担当・ケン太です。
先日、大人気の漫画・アニメに登場する「お豆腐屋さん仕様」のトヨタ・スプリンタートレノ(AE86)を目撃しました。
主人公の愛車そっくりな白黒ツートーンのパンダトレノ。
私はそれほど詳しくはありませんが、その再現度は相当なものだと思われます。
それはさておき、運転が楽しいライトウエイトスポーツカーを私も一度は所有してみたいです。
オーナーさんが羨ましい…。
さて、今回のケンドルラボは「ハチロク」ではなく(スミマセン)、同じトヨタのスポーツカー「スープラ」の話題です。間もなく“復活”から5年を迎えるということで、スープラについて取り上げてみることにしました。
「ハチロク」のお話はまた別の機会に。
日本ではなくアメリカから。1978年に始まった「スープラ」の歴史
現在、トヨタのフラッグシップスポーツとして君臨するスープラ。
そのデビューは、今から46年前の1978年のこと。
2代目セリカの上級モデル「セリカXX(ダブルエックス)」を北米市場に投入する際、「スープラ」の名が与えられました。
ちなみにスープラとは、ラテン語で「超えて」「上に」という意味だそう。デビュー当初のスープラ(A40/A50)に関しては、スポーツカーは言い過ぎで、スポーティーカーくらいが適当でしょうか。
2代目スープラ(A60)は1981年に登場。
リトラクタブルヘッドライトやデジタルメーターを備え、初代を凌ぐ上級感を漂わせるGTカーへと進化します。
この2代目スープラまでは、外観や装備は異なるものの、プラットフォームはセリカと同じものでした。
日本国内でも「スープラ」の名で販売されるようになったのが、1986年に登場した3代目スープラ(A70)です。現在でも中古車市場で人気がありますね。
ワイドボディ化したり、ツインターボを搭載したり、ラグジュアリーな内装に仕立てたり…兄弟車(?)のソアラと並ぶ、バブル期の華やかさを感じられるクルマです(私はバブルを知りませんが)。
1993年に登場の4代目スープラ(A80)は、見た目からして完全なスポーツカーへと大きく変貌を遂げます。最高出力280馬力、最大トルク44.0kgmを発生する強力なターボエンジンを用意するだけでなく、当時の国産車としては画期的な6速MTも用意。
モデル末期まで「走り」「スポーツ」にこだわった進化を続け、現在もなおファンを魅了しています。
正直に告白しますと、私は現行のスープラ(DB)が「3代目スープラ」だと思っていて、実際には「5代目スープラ」にあたるということをつい最近まで知りませんでした。
復活から5年。5代目スープラ(DB)はBMWとの共同開発で誕生
4代目スープラ(A80)が排ガス規制への対応を断念し、24年にわたる輝かしい歴史に幕を閉じたのが2002年8月のこと。
それから17年の時を経て、2019年5月17日に華々しく復活を果たしたのが現行・5代目スープラ(DB)です。5代目ももちろん、直6+FRというスープラの伝統は受け継がれています(現行型から直4モデルも登場)。
5代目スープラの復活は2019年ですが、その開発がスタートしたのは2012年5月のことだそう。
オーナーの皆さんやスポーツカーファンの方はご存知と思いますが、5代目スープラはBMWとの共同開発によって誕生したクルマです。
BMWが他社との共同開発を行うのは初めてのことで、トヨタとしても当初は相当苦労したのだとか。
トヨタの「86」とスバルの「BRZ」が兄弟車として知られていますが、5代目スープラの兄弟車はBMWの「Z4」になります。86とBRZはパッと見で分かりますが、スープラとZ4では「言われなければ気付かない」のでは?
大雑把にいえば、エンジン、サスペンション、プラットフォーム等々はスープラとZ4は共通であるものの、「デザイン」や「味付け」といった部分は個別で開発・熟成したもの。
なお、直6ターボエンジンだけでなく直4ターボエンジンもBMW製で、トランスミッションはZF製の8速AT(8HP61)を搭載しています(RZのみ6速MTの設定もあり)。
スープラで一度ためして欲しい!ケンドルのエンジンオイルとATF
5代目スープラ(DB)の場合、エンジン型式は「B48B20B(2.0L)ターボ」、「B58(3.0L)ターボ」、「B58B30B(3.0L)ターボ」および「B58B30C(3.0L)ターボ」の4種類。
いずれの場合も0W20、SN / C5が推奨グレードとなっていますので、ユーロ仕様である「Kendall GT-1 EURO+ 5W30」がオススメのエンジンオイルとなります。
そして、これらはいずれもターボ付きエンジンになりますので、オイル交換の目安は「10,000km毎または1年毎」いずれか早い方で実施してください。
理想的な交換サイクルについては、以下のページもご参照ください。
一方、8速ATには「Automatic Gearbox Oil ATF 3+」 という低粘度タイプのATFが指定されていますので、「Kendall VersaTrans LV ATF」が最適です。
もし機会がありましたら、どちらか一方ではなく、エンジンオイルとATFを1セットでお試しください。
きっとあなたを満足させるパフォーマンスが得られると思います。