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執筆者の写真Kendall Lab

新型SUVの登場でますます元気なマセラティ。歴史や日本での売れ行きは?

皆さんこんにちは!「ケンドルラボ」担当・ケン太です。

うちの奥さんに古い自動車雑誌を手渡して「この中で1台だけ貰えるなら、どれにする?」と幼稚な質問をしてみました。 彼女が選んだのは、まさかのマセラティ3200GT。

選んだ理由は「個性的でカッコいいから」と「(マセラティは)あまり見かけないから」。

前者については納得ですが、後者についてはここ数年で変化が起きているような…。

マセラティ、少しずつ増えていませんか?


というワケで、今回のケンドルラボは最近見かけることが増えてきたマセラティについて取り上げてみます。マセラティの歴史、日本でもマセラティが増えてきた理由、オススメのKendallのエンジンオイル・ATFといった内容でお話を進めていきます。




華やかなイメージからは想像できない苦難の連続「マセラティの歴史」


唯一無二の世界観に基づいてクルマ創りを続けるマセラティ。

その歴史は1914年、イタリア北部・モデナの街から始まりました。6人のマセラティ兄弟それぞれの個性と才能が融合して誕生したマセラティは、間もなく創業から110周年を迎えます。

しかし、ここまでの道のりはとてもとても複雑なものでした。


もともと家族経営でレーシングカーや自動車部品の製造を行っていたマセラティ。

速いクルマを造るコンストラクターとして、国内外のモータースポーツ界にその名を轟かせていました。

ところが、経営難から1937年に同郷の実業家に経営を譲渡。

10年後の1947年にはマセラティ兄弟が離脱。1950年代に入ると、モータースポーツで更なる成功を収めつつもワークス活動を終了。以降、現在のような高級車メーカーとして歩んでいきます。


ところが、1960年代に入るとまたもや経営難に陥り、シトロエンの傘下に。

続いて1970年代にはデ・トマソの傘下に入ります。

さらに、1993年にはフィアットの一員となり、1997年にはフェラーリの子会社に。

2005年、経営権は再びフィアットに移ってアルファロメオと統合…なんとまぁ忙しい歴史なのでしょう。


現在のマセラティはフィアット・クライスラーとプジョー・シトロエンの合弁会社であるステランティスグループの一員として、高級車市場で順調に販売台数を拡大。

2030年までに全モデルをBEV(バッテリー式電気自動車)に置き換える計画を設定するなど、意欲的に事業を展開しています。

「将来はステランティスから独立するのでは?」という噂もあるようですが、果たしてどうなるのでしょうか?



「出会うことが増えた」マセラティ。増えた理由は?どのくらい増えた?


「街なかでマセラティに出会うことが増えた」と感じるのは、私だけではないはずです。

上司にその話をしてみたところ「昔はスーパーカー消しゴムでメラクやボーラを見るだけだったけど、つい最近もギブリやレバンテが走ってたな」と。やはり、増えてますよね。

前述の通り、ステランティスのもとで戦略を変えてきた影響が大きいのでしょうか。


マセラティにとって、日本は北米、中国に次ぐ世界で3番目の市場だそうで、日本を重要な市場だと捉えているとのこと。

2010年4月にマセラティジャパンが設立され、現在では全国に20を超える拠点を展開。

新型車が発表されるとすぐに日本に上陸させ、ユニークなプロモーションを仕掛けたりしていますし、マセラティはたしかに“本気”のようです。


ひと昔前までのマセラティといえば、それこそ「スーパーカーのメーカー」というイメージだったようですが、「手が届きやすくなった」といわれるギブリ(私の手は届きません)、マセラティ初のSUVであるレバンテ、さらにはコンパクトSUVのグレカーレといったモデルが次々に投入され、今後がますます楽しみなブランドになってきています。


では、実際に日本でどのくらいのマセラティが販売されているのか?を見てみますと、2020年度以降のデータでは年間1,000台前後で推移。今からちょうど20年前の年間登録台数は134台ということですから、少しずつ、着実に日本市場での存在感が増しているといえます。

ちなみに、販売台数の半数以上がSUVのレバンテ。

新しいグレカーレの販売目標は年間1,000台だそうで、日本全体での倍増を狙っているようです。



マセラティで一度試して欲しい!ケンドルのエンジンオイルとATF


マセラティだけが持つ大きな魅力のひとつが、パワフルなだけでなく“管楽器の音色”ともいわれるほどの快音を奏でるエンジンですね。

マセラティが近くにいると、「自分の足で鳴らしてみたい…」と思ってしまいます。それでは、各モデルに搭載されるエンジンの中からいくつかをピックアップして、オススメのKendallエンジンオイルをご紹介します。


ギブリ、レバンテ、グレカーレに搭載されるマイルドハイブリッドの「L4」エンジンは、指定粘度が0W30となっています。それに基づくオススメのKendallエンジンオイルは、「Kendall GT-1 Max 5W30」または「Kendall GT-1 EURO+ 5W30」のいずれかです。


ギブリ、レバンテ、クワトロポルテに搭載される、最高出力580馬力の3.8リッターV8ツインターボエンジン。

惜しまれつつ生産終了となるこのエンジン(指定粘度5W40)にオススメのKendallエンジンオイルは、「Kendall GT-1 EURO 5W40」になります。


フィアット傘下のディーゼルエンジン専門メーカー「VMモトーリ」とマセラティが共同開発した3リッターV6ディーゼルターボエンジン(レバンテなどに搭載/指定粘度は5W40)には、「Kendall GT-1 EURO 5W40」がオススメ。

Kendall GT-1 EUROシリーズは、ラグジュアリーカーにマッチするガソリン・ディーゼル兼用のエンジンオイルです。


マセラティの多くのモデルに採用される8速ATには、多段化ATを搭載する最新車種に最適なKendallのATF「Kendall VersaTrans LV ATF」がオススメです。

低粘度でありながら耐久性が向上。フリクションロスの低減などの特長については、製品情報ページで詳しくご紹介しています。

 

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