皆さんこんにちは!「ケンドルラボ」担当・ケン太です。
ガソリンの値上げが続いています。円安や原油高などの影響により、ガソリン価格はこれまでの最高値に近づいており、地域によってはレギュラーが190円/L、ハイオクが200円/Lを超えてきているところも。
9月からは政府が補助を拡充し、ガソリン価格を抑える方針だそうですが、ガソリン価格の悩みはまだまだ続きそうですね。
今回のケンドルラボは、最近とくに気になる「燃費」に関する話題です。
「オイル交換をしたら燃費が『悪くなった』『良くなった』その原因は?」というテーマで、オイル交換と燃費の関係、クルマにかかる維持費をどう抑えるか?といったことを考えてみます。
燃費の向上・維持に役立つオイル交換。フィルターの交換も忘れずに
クルマが走るほど、時間が経過するほど、エンジンオイルは劣化していきます。
エンジンオイルが劣化すれば、潤滑・密封・冷却といったエンジンオイルの役割を十分に果たすことが
できなくなり、やがてエネルギーロス、パワーロスが発生し、燃費悪化に繋がります。
したがって、酸化・劣化したオイルから新油へとオイル交換すれば、燃費は向上するはずです。
長期間オイル交換をせずに、劣化したオイルを使い続けていると「エンジン内部が汚れる」「エンジンの調子が悪くなる」といいますが、一般の方がそれらを目で確かめたり、体感したりする機会は多くないと思います。
ですから、オイル交換をついついサボってしまうのかもしれません。
クルマに燃費計が付いているなら、燃費を気にしながら運転してみましょう。
「燃費が悪化してきたかも…」と感じる頃が、オイル交換のタイミングかもしれません。
普段から高価な化学合成油をお使いの方もいらっしゃると思います。
「高価なエンジンオイルなのに、3,000㎞くらいで燃費が悪化する」そんな経験はありませんか?
何度かケンドルラボでお話ししましたが、化学合成油はレースのような一発勝負の世界では有利ですが、一般乗用車で長期使用する「普段使い」には不向きです。
鉱物油・合成油(石油系炭化水素)タイプのエンジンオイルのほうが普段使いに適した性能が長持ちするので、燃費にも影響してきます。
オイルフィルターの交換ですが、オイル交換2回につき1回というインターバルで行うのが一般的です。
ただし、「走行距離が多い」「チョイ乗りが多い」「悪路や山道の走行が多い」といった「シビアコンディション」に該当する方は、オイル交換のたびにオイルフィルターの交換も行うほうが燃費向上に役立つかもしれません。
酷暑が続く夏場は「カーエアコンの使用」が原因で燃費が大幅に悪化する
「春先にオイル交換してから3~4ヶ月、急に燃費が悪くなった気がするのですが…原因はエンジンオイルでしょうか?」というご相談をいただいたことがあります。
もうお分かりの方もいらっしゃると思いますが、夏場の燃費悪化の大きな原因は「カーエアコンをMAXで使用すること」にあります。
夏場にクルマに乗る際は、カーエアコン(冷房)を使わずにはいられませんね。
カーエアコンをつけるとコンプレッサーという装置が作動しますが、一般的なガソリン車の場合、コンプレッサーは「エンジンの回転」を動力としています。
つまり、カーエアコンを使うことでエンジンにかかる負担が増えてしまい、その結果、エンジンから5馬力以上の力を奪うことになるのです。
これが燃費ロスであり、燃費悪化の大きな原因となるのです。
財団法人省エネルギーセンターの調査によると、外気温35℃でカーエアコンを使用(内気循環・オート)した場合、使用していないときに比べて38%も燃料消費が増加したそうです。
外気導入にしたり、最大風量にしたりすると、さらに燃費が悪化するという結果も出ています。
かといって、酷暑が続く夏にカーエアコンを使わないというのは非現実的です。
燃費は気になるところですが、体のためにも上手にカーエアコンを使うようにしましょう。
そのほかに考えられるオイル交換をしてからの燃費悪化・向上の原因は?
■いつもと違うクルマの走らせ方をしていませんか?
たとえば、オイル交換をしてからしばらくの間「ゴルフ場に通うことが増えて、山道・坂道を走らせることが多かった」といったことがあれば、燃費が悪化している原因はそこにあるかもしれません。
「高速道路や郊外の道路を走らせる機会が増えた」のなら、燃費が大幅に向上していても不思議ではありませんね。
■タイヤの交換は燃費への影響が大きい
たとえば、車検の際にオイル交換と同時にタイヤ交換も行ったとします。
交換したタイヤがグレードの高い「省燃費タイヤ」だった場合、大幅に燃費が向上することが考えられます。反対に、省燃費タイヤでないものに交換したり、インチアップをしたりすると、大幅に燃費が悪化する場合があります。
燃費を気にするのであれば、タイヤにも気を配ってみましょう。また、空気圧不足は燃費悪化の原因となるため、こまめな空気圧チェックも大切です。
ガソリン代が高騰する中、クルマの維持費を少しでも抑えたい…ということでしたら、「長持ちエンジンオイル」をオイル交換時の選択肢に加えてみてください。
ケンドルのエンジンオイルは、16,000㎞毎または1年(シビアコンディションでは10,000㎞毎または1年)が交換の目安。
一般的な「おまかせ」エンジンオイルに比べ、走行距離で3倍、期間で2倍も長持ちします。
ケンドルのホームページには「長持ちエンジンオイル」の特長をまとめたページがありますので、今後のオイル交換の参考になさってください。