Kendallの特長
03 エンジンを守る「油膜」の力
油膜を重視するケンドルエンジンオイル。エンジンオイルは「ベースオイル(基油)」、「添加剤」、「ポリマー」の3要素から構成されています。その中でもベースオイルはエンジンオイルの品質、特に油膜形成を左右する上で最も重要な原材料となります。
超低粘度エンジンオイルでは、油膜厚さの低下による摩耗や焼付きからエンジンを守るため、良質なベースオイルと高度な添加剤技術が必要です。
Kendall(ケンドル)ベースオイルの
主な特長と外観
硫黄分などの不純物が多く含まれるベースオイルが黄色っぽいのに対し、高度に精製されているベースオイルは、まるで水のように無色透明です。
<特徴>
*不純物がほぼ0% *均一な組成(ナローカット)*熱安定性に優れる
*粘度変化が少ない *蒸発量が少ない *飽和炭化水素分が多い *抗乳化性に
優れる *無色透明 *パラフィンリッチ
高品質な鉱油系ベースオイル
Kendall(ケンドル)のベースオイルは、成分上「鉱物油(ミネラル)」に分類されますが、性能が化学合成油に匹敵するものについては「全合成油」、「100%合成油」、「フルシンセティック/Full Synthetic」と表現することが公に認められております。天然物に由来する石油系炭化水素であるため、「化学合成」という紛らわしい表現は使用しておりません。
なお、製品の中で100%化学合成油である「PAO(ポリαオレフィン)」が使用されているものについては、「PAO配合」と敢えて表記し、区別しております。PAOは低温流動性をより高めるため、添加剤的に配合される場合があります。
表現の定義
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【鉱油系エンジンオイル】
…上記グループⅡ(2)を主原料としたもの -
【部分合成エンジンオイル】
…上記グループⅡ(2)とIII(3)の混合を主原料としたもの -
【100%合成エンジンオイル】
…上記グループⅢ(3)を主原料としたもの
用語説明
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【鉱物油】
…自然界に眠る原油を精製して得られるベースオイル -
【水素化分解】
…鉱物油に含まれる不純物を水素と反応させて徹底的に除去する精製方法。鉱物油の良さを残しながらも、化学合成油に相当する性能を持つベースオイルが得られる。 -
【化学合成油】
…人工的に作り出されたベースオイル。 代表例:PAO(ポリαオレフィン)